数学が苦手な人は、数字を見るだけでも、
あーいやだ!ってなる方もおられるかもしれません。
- 数学なんてこの世からなくなればいいのに
- 数学なんて役に立たないじゃん
- 数学なんて学ぶのは時間の無駄
といった気持ちになったことがある方は多いのではないでしょうか
数学は1つ1つ積み上げていく学問です
確かに数学は、1つずつ理解していかないと、
いきなり難しいことは理解できません。
なので、どこかでつまずいて、そのまま放置していたら、
それを元に新しいことを学ぶ場合に、全然わからない、ということになります。
例えると、10階建てのビルを建てるには、
1階がシッカリできてなければ、2階、3階、ましてや10階がキッチリ建つことはありません。
では、1階をシッカリ建てるには、どうすればいいの?
と思われるかもしれません。
- その答えの1つは、数の考え方をシッカリ身につけることになります。
数の考え方って、どうやって身につけるの?
実は、数の考え方は、生まれつき持っています。
ヒトは生まれながらに、数を数える仕組みを持っているんです。
赤ちゃんでも、1、2、3くらいの数を数えることができることがわかっています。
また、それより大きな数字でも、正確な数字はわからなくても、
20個の点と、30個の点のグループがあったら、30個のグループの方が多い、
という、数の大小の考え方も持っているんです。
このように、ヒトは生まれながらに、数の考え方を持って生まれてきます。
つまり、数学が苦手な人も、数学ができるようになる素質を持っているわけです。
数の考え方を身につける手順とは
では、どうやって数への考え方を身につけていけばいいかというと、
方法は次の手順でやるのがいいかと思います。
まずは数字と大きさを、一緒に覚えていきます
(1)、点が1つずつ増えて行く絵(1から100までの100枚)を1つずつ見ながら、数字を言葉で発音していきます
(2)、1から10までを1グループとして行います。
(3)、91から100まで終わったら、それで1日分は終わりです。
(4)、1−3を、定期的に繰り返しやります。
(5)、点を見たら、数字が出てくるようになるまで繰り返します。
これを行うことで、
1から100までの数の大小感覚が脳の中に、数字とともに、蓄積されていきます。
1から100までの数の感覚ができたら、計算に入っていきます。
次に、たし算・ひき算・かけ算・わり算をやっていきます。
この時にも、点が書かれた紙を使います。
例えば、1+2=3 を学ぶ時には、
1が書かれた紙を見て、1、と言います。
次に、2が書かれた紙を見て、たす2、と言います。
最後に、3が書かれた紙を見て、イコール3、と言います。
それぞれの数を、絵を対応させながら、音と一緒に頭に入れていくわけです。
ひき算・かけ算・わり算も同様にやっていきます。
こうすることで、
数の感覚を持ちながら、演算の仕組みを、(本当の意味で)理解をすることができます。
人間の脳には、数を見ながら考えることで、数の感覚や数の演算を吸収する仕組みが生まれつき備わっています。
紙の上の計算をたくさんやらされてうんざりしますよね。
脳の仕組みにあった数や計算練習をやることで、
脳にやさしく、ヒト本来の学習ができていくのです。
ぜひお試しください
こちらもどうぞ↓