学習障害に似た「擬似学習障害(ぎじがくしゅうしょうが)」とは?

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擬似学習障害とは 学習障害(LD)
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学習障害の原因の1つは、「脳の損傷による、脳の不具合」だと考えられています。

 

脳に傷がついているために、読む・書く・計算するなどが苦手になっている、という考え方です。

 

つまり、

脳の損傷  ➡️  学習障害の症状(読み・書き・計算の苦手)

となっています。

 

でも、矢印が逆の場合は、正しいとは限りません。

脳の損傷  ⬅️  学習障害の症状(読み・書き・計算の苦手)

 

読み・書き・計算が極端に苦手でも、学習障害とはかぎらない

 

ということを知ってほしいと思います。

 

本記事では、勉強がとても苦手だけど、学習障害ではない場合、

 

擬似発達障害(ぎじはったつしょうがい)」について、

 

学習障害との違いなど、わかりやすくまとめました。

 

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学習障害に似た「擬似学習障害(ぎじがくしゅうしょうが)」とは?

擬似発達障害(ぎじはったつしょうがい)とは?

「擬似発達障害」というのは、

 

読み書きが苦手など、学習障害と同じような症状があるのですが、

 

その原因は、脳の損傷ではない、という状態のことです。

 

つまり、別の原因があると考えられているわけです。

 

擬似学習障害の原因とは

擬似学習障害の原因には、いくつかのものがあります。

 

学習障害の読み書きは、言葉がうまく使えない、わけです。

 

言葉をうまく使えない状態の原因には、

 

生まれつきの脳の損傷でない場合があります。

 

原因の1つには、「乳幼児期のコミュニケーション不足」があります。

言葉を身につけるには、言葉を聞くことが重要です。

 

言葉を聞くことで、脳が音を記憶します。

 

そこから音の意味を理解することが始まり、ことばを使えるようになります。

 

では、ことばを聞かせればいいの?

 

と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。

 

テレビやラジオから一方的にきくだけでは効果がありません。

 

むしろ逆で、一方的にテレビを見せ続けると、

 

特に乳幼児期では、発達に悪影響すると考えられています。

 

ではことばを身につけるのに、何が大事かというと、

 

言葉を一方的に聞かせるのではなく、

 

コミュニケーションしながら言葉を使う経験が大事なんです。

 

赤ちゃんと目と目を合わせて、笑顔を見せたり、

 

赤ちゃんが何かを指差して何か言おうとしていたら、

 

それに共感を示してあげたり、

 

そういったことを日々やっていくことで、ことばが身につくわけです。

 

もし、あなたが今、ことばを不自由なく使えているなら、

 

それはご両親もしくは周りの大人が、あなたに愛情を持って

 

コミュニケーションしてくれた結果ということなんです。

 

ことばを使えるのは当たり前

 

と思うかもしれませんが、

 

生きていく上で1番大事と言える言葉について、

 

親や周りの方のおかげという感謝の気持ちを素直に持ってほしいなと思います。

 

 

 

逆に、もしあなたが、読み書きが苦手で、

 

その原因が、乳幼児期のコミュニケーション不足だと思っても、

 

周りを責めないでほしいと思います。

 

くやしい気持ち、つらい気持ちをたくさん味わって、

 

毎日学校へ行くのがつらい、頭が痛い、お腹が痛い、つらい、

 

そんな中、歯を食いしばって頑張ってきたんですよね。

 

しかし、親御さんたちも同じように頑張っているはずです。

 

子どもが生まれた頃というのは、

 

親御さんたちにとっては働き盛りというように、

 

仕事が忙しくなったり、

 

これから子育てでお金が必要という意識が高くなる時期です。

 

つまりどうしても、お金を稼がなきゃ、という意識になるものなんです。

 

その意識は、

 

あなたを幸せに育てたい

 

という根本的な気持ちからそうなっているんです。

 

だから、

 

周りの大人を責めないでほしい

 

と思います。

 

むしろ、

 

自分は努力すれば、できるようになることがわかった!

 

と思ってほしいと思います。

 

擬似発達障害の場合、脳の損傷が原因ではないので、脳は正常です。

 

脳を適切に訓練することで、読み書きなど苦手なことが、よりできるようになります。

 

脳は日々進歩する力を持っています。

 

これを「脳の可塑性(かそせい)」といいます。

 

なので、自分で学習障害だと決めつけて、

 

努力をあきらめてしまうのは、もったいないわけです。

 

というわけで、本記事では、擬似発達障害についてご紹介しました。

 

 

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「学習障害の記事のまとめ(目次)」はこちらです

 

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