今回は、「学習障害とは?その定義や種類、特徴や原因、学習障害をもつ有名人などをまとめました」の第2話です。
前回は、学習障害とは?について、わかりやすく説明し、
学習障害のきちんとした定義もDMS5などを交えて解説しました。
学習障害ってなに?って方はこちらからどうぞ
『(第1話)「学習障害」とは?その定義や種類、特徴や原因、学習障害をもつ有名人などをまとめました』
本記事では、この続きで、学習障害の種類をまとめたいと思います。
「学習障害」とは?その定義や種類、特徴や原因、学習障害をもつ有名人などをまとめました(第2話)
学習障害の種類とは
学習障害には、さまざまな種類があります。
学習障害の型やタイプと言ったりもします。
学習障害は、
- 読み・書き・計算
- 聞く・話す・推論
などの能力の、ごく1部が極端に苦手な状態です。
例えば、読み書きは問題ないのに、計算だけ極端に苦手、といった感じです。
つまり、どれが苦手かによって、種類が分けられています。
種類1:読みの障害(ディスレクシア)
読みが特に苦手な学習障害を、「ディスレクシア」と呼びます。
他の言い方として、
- 「失読症(しつどくしょう)」
- 「難読症(なんどくしょう)」
- 「識字障害(しきじしょうがい)」
などがあります。
ヒトの脳の使い方は、音を覚えてから文字を覚える、という流れでして、
読めないと、音という情報が脳に入りにくくなるので、書けない、という状態を引き起こします。
種類2:書くことの障害(ディスグラフィア)
書くことのみが極端に苦手な場合、「ディスグラフィア」と呼ばれます。
読むことはできるけど、書くのが苦手、という状態です。
種類3:算数障害(ディスカルキュリア)
計算が極端に苦手な場合には、「算数障害」と呼ばれます。
その他の言い方として、
- 「計算障害」
- 「数学障害」
- 「ディスカルキュリア」
といったものもあります。
計算ができない状態だけでなく、
いくつかの条件から適切な答えを導く「推論(すいろん)」についても苦手な場合があります。
これらをまとめて、算数障害と呼ぶこともあります。
種類4:軽度(グレーゾーン)
軽度というのは、学習障害の度合いが軽い場合を指します。
軽いけど、苦手なものがある、といった状態です。
学校の勉強では、誰でも得意・不得意がありますが、
不得意なものはまったくわからないわけではないけど、
なかなか身につかない場合には、学習障害に近い状態かもしれません。
学習障害でなくても、学習障害の方に推奨される勉強方法を試すことで、
苦手な科目が勉強しやすくなる可能性があります。
なので、学習障害について理解することが役立ちます。
というわけで、本記事では、学習障害の種類について、わかりやすく、まとめました
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