「学習障害」とは?その定義や種類、特徴や原因、学習障害をもつ有名人などをまとめました(第1話)

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学習障害とは LD DSM5 IQ アルファベット 学習障害(LD)
学習障害とは LD DSM5 IQ アルファベット
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さいきん「学習障害」という言葉を聞くことが増えているのではないでしょうか。

 

  • 漢字や英単語など、覚えられない
  • 計算が苦手
  • 学校の成績が悪い
  • 勉強しても身につかない

 

といった場合に、

 

これまでは本人の努力不足と考えられてきました。

 

もちろん、予習・復習をやらなければ、勉強は身につきにくいですよね。

 

しかし、きちんと勉強していても、上のように勉強が身につかない場合があります。

 

こういった症状がある場合には、学習障害の可能性があります。

 

また、学習障害に気づかずに大人になり、

仕事がうまくいかない、といった問題にぶつかる場合もあります。

 

学習障害を持つ本人が大変な思いをされるのはもちろんのこと、

  • うちの子はなぜか成績が悪い、なぜだろう?という親御さま
  • 子どもさんとの関わりの多い仕事をされる方(保育士、教員の方)
  • 仕事で部下を抱える上司の立場の方

などは、学習障害を持つ方との関わる可能性が高くなります。

 

学習障害を持つ方とうまく付き合うには

  • 学習障害とはなに?
  • 学習障害の特徴は?
  • 学習障害の種類には、どんなものがあるの?
  • 原因は?

といった知識を知っておくことが不可欠です。

 

そこで本記事では、学習障害とは?特徴、種類、原因、学習障害を持つ有名人などについて、わかりやすくまとめました。

 

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「学習障害」とは?その定義や種類、特徴や原因、学習障害をもつ有名人などをまとめました

学習障害とは?

学習障害を理解するには、まずは知的障害を知る必要があります。

 

知的障害というのは、読み・書き・聞く・話す・計算・推論する、などが、

すべて、どれも、うまくできにくい状態を指します。

 

どれもうまくいかない点がポイントです。

 

知的障害のどれもうまくいかない状態は、知能指数(IQ)によって、数値で表すことが可能です。

 

IQによって、症状の軽重が表現することができます。

 

IQ80が知的障害とのボーダーラインと考えられており、

 

IQ80以下に様々な状態の知的障害の方がおられます。

 

 

学習障害は、読み・書き・聞く・話す・計算・推論する、などの中で、

 

どれか1つや2つなどが、うまくできにくい状態を指します。

 

その結果、知的障害とは違い、全体的な知的な遅れはなく、

 

極端に苦手なものがある、という状態になります。

 

どれかがうまくいかない、という点がポイントになります

 

ちなみに、学習障害は、IQで測ることはできません。

 

学習障害のアルファベット

学習障害について、いろいろ調べたいと思われるかもしれません。

 

学習障害は、アルファベットでLDと書かれていることがあります。

 

「LD」は、2通りの略を表しています。

 

1つ目は、LDが、Learning Disability の略で、

 

日本語にすると「学習できない状態」となり、

 

これは教育分野で使われています。

 

2つ目が、Learning Disorderの略で、

 

日本語にすると、「学習に関する障害」となり、

 

医学分野で使われている単語です。

 

つまり、学習障害は、LDで略して表現されます。

 

学習障害をいろいろ調べるときなど、役立つかと思います。

 

学習障害(LD)の定義とは(文部科学省とDSM5)

これまでは、わかりやすく説明してきたのですが、

 

きちんとした定義は、日本の場合は、文部科学省に書かれています。

学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。

(文部科学省のページ「主な発達障害の定義について」より)

 

また、アメリカの場合は、DSM5というアメリカ精神医学会の診断と統計マニュアルの中で示されています。

 

以下、要約です。

特定の課題の習得だけがうまくいかず、学習到達度が1−2学年くらい遅れている状態で、同学年だと標準偏差で1.5以下の状態を指します。

 

  • 学習到達度が1−2学年くらい遅れている

というのは、例えば、小学6年生が、小学4年生以下の内容を理解できていないといった状態になります。

 

標準偏差で1.5以下の状態

というのは、(あえてわかりやすく表現すると)

100人の生徒さんがいたら、下から7番目以下の成績というイメージです。

200人の生徒さんがいたら、下から14番目の成績という感じになります。

(ただし厳密には、順位ではなく、偏差値で考えて、全体の7%以下の成績ということになります)

 

 

というわけで、学習障害の定義などについて、理解してもらえたかと思います。

 

次は、学習障害の種類について、まとめました

 

→  『学習障害の種類って、どんなものがあるの?

 

 

こちらもどうぞ↓

「学習障害の記事のまとめ(目次)はこちらです

 

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